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宇宙人はいる!?

 ええと、今日は、男子たるものどの程度のことでなら、驚くことが許されるのか?ということについて考えてみたいと思います・・。いえ、そんなことはどうでもよろしい、ということはわかっていますが、もう考えることに決めちゃったのでどんどん進めちゃうんであります。

 僕は母親には『男はむやみと感情を顔に出すものではないし、ぺらぺらとしゃべるものではない。ましてや甲高い声で我を主張するなど問題外である。』と言われて育てられました。是非の問題でいうとジェンダーフリーなどかけらもない、まさに偏見に満ちた前近代的な発想ですね。
 
 ちなみに父親からは、な~~~んにも教わったことがありません。父親は子育てには一切参加してません。それが証拠に未だに、-もうどうだっていいやって感じですけど―、僕の出身高校を間違えるんです。父親はおよそ家庭的といえるものとは全く縁遠い男で、その放蕩ぶりは善悪を通り越して僕を感心させるほどでした。
 例えば、こういうことがありました。僕は社会人になって日が浅い数年は自宅から通勤していたんですけど、朝いつも父親と風呂場の取り合いになって、よく喧嘩をしておりました。そんなある平日の朝、いつものように頑張って起きて、さあ父親よりも先にシャワーを浴びて・・、と風呂の方にいきかけたら、いきなりトイレから出てくる父親と鉢合いました。しかし、見るとすでに彼はスーツを着て、ネクタイまでつけてます。『お、お父さん今日はいつもより準備が早いな。やる気満々じゅあねえか。まあ、これで今日はお父さんと喧嘩しなくてすみそうだ。』と僕がひと安心していたら、父親は僕の顔をみるなり、
 「3時間たったら、起こしてくれ、ってママに行ってくれ。」
 と、とても常人ではできかねる言動を一方的にすると、寝室に直行しました。還暦に手が届こうかという男が徹マンで平日の朝7時前に帰宅って!

 ・・話しがそれました。男子たるもの・・・云々と上記のごとく母親にあからさまに偏見に満ちた育てられ方をした僕がその通りの人間になったかというと、不思議なものでそれが全然親の思うようにはいかず、残念なことに僕は、どちらかというと感情がすぐ顔に出やすい人であるうえに、大きな声で我を通そうとする、というのも自覚していながらなかなか克服できない自分の性格の欠点のひとつとして持ち合わせて今日に至っています。
 しかし、三つ子の魂百までという言葉を引用するまでもなく、母親から刷り込まれた『たるべき像』は心には、しっかり根をはやしているものとみえて、少々のことでも動じない男性や、

(そういう人いますよね。上司や取引先に激しく怒られたり、仕事で大きな金額の問題を抱えてしまったりしてもいつも同じような態度を維持して、かつ、心の中も目の前の大問題100%にはならない、っていう人です。僕も具体的に何人か頭に思い浮かびますけど、いまだにすごいなあ、って思います。僕は、阪神タイガースが大好きで、それこそ巨人戦しかテレビ放映がない時代、いっときは朝、新聞で阪神が負けたのを知ると少し気分が憂鬱になるくらいの阪神ファンでした。いまはさすがにそこまで心を奪われてはいませんが、それでもまがうことなき阪神ファンです。でも仕事で大きな問題を抱えたり、三宅奈美さんにふられそうになったりしたら、阪神の勝ち負けなんかに割く心のスペースがなくなっちゃうんです。一方僕の出会った何人かの男子は、どんなに仕事で大きな問題にであっても普段の自分を形成している心のある部分にはしっかり鎧をつけている感じで動じないんです。すごいですよね。確かに100%動じたところで問題が解決するわけじゃないです。実際、大いに動じて仕事も手に着かなかない日々が続きましたけど、三宅奈美さんにはふられちゃいました。)

 無口だけど存在感がある人をみたりすると羨ましいなあ、と思うし、つい小さなことで感情を表にだしてしまったときなんかは『いかんいかん』と、-なんでいけないのか、と改めて深く考えると、よく根拠がわかんないんですけどね、実は。―、反省したりしています。

 ちなみに一番最近、驚いて感情をあらわにしたことは、本を読んでいたときのことです。
 その本は『学習まんが 宇宙人はいる!?』(小学館)です。ええと、誤解のないように断っておきますけど、これは息子の本を僕が何気なく読んだんではなくて、あまり記憶にはないんですけど間違いなく『僕が自分のために買ってきた』本です。なんだって、そんなものを買って読む気になったのか、は皆目覚えてません。しかし、購入するだけあって、つい先日も何年ぶりかでもう読んではずのこの本を手に取り、いつのまにか床に寝転がって熟読しておりました。22ページです。早くも、
 「ほおお!」
 と図らずも声をあげて驚いてしまいました。『コウ太くん』とそのガールフレンドの『ヤス子ちゃん』と『天野博士』の会話です。幸運なことに何度もこの漫画を読んでいるはずなのに、僕は内容が全然頭にはいっていないらしく、新鮮に驚きました。

 天野博士  『さて、このバスケットボールを太陽とすると
        地球はどれくらいの大きさになると思う?』
 コウ太くん 『野球のボールくらいかな?』
 ヤス子ちゃん『ピンポン玉ぐらいじゃないかしら?』
 天野博士  『ブ―ッ!
  (こういう返答の仕方はオーソドックスでいい
   ですねえ。『ブ―ッ!』。いや、いいです。)
        答えは、直径3mmの、ほとんど砂粒くらいの
        ものだ。各惑星間の(中略)見てごらん。』

 へえ!これは驚きです。バスケットボールに対して3mmなんて誤差の範囲にすらおさまらないじゃないですか!?僕は高校(普通の公立高校です。)を留年しそうになっただけあって、こんなことにも新鮮に驚くことができるのであります。しかし、僕の驚きはこれではおさまりません。直後26ページ、これを驚天動地と言わずしてなんと言う、という衝撃の事実が語られています!

 天野博士 『たとえばアンドロメダ銀河とわたしたちの
       銀河は、現在1秒間に約300㎞の速度で近づ
       いているんだ。』

 僕のタイプミスではありません。秒速300kmです!ちょっと理解の埒外です。300㎞です!名古屋―新大阪間より長いんじゃないでしょうか?それを1秒の速さで、銀河全体が動き続けているなんて!
 僕は、これは『たとえ男子であっても驚いてよろしい範囲の事実』だと思うんです。すごいです。驚きますよね。反芻しても想像がつきません。名古屋―新大阪を一秒で・・・、いや、すごいです。本当なんでしょうか?
 ええと、どうでもいい情報ですが、これを天野博士から聞いたコウ太くんのリアクションを下記に引用しておきます。

 コウ太くん『ひえーっ、ぶつかるう。』

 ・・・・特にコメントはないです。

 僕は、このまんがを読みながら『おお、驚きの連続!しかし、こういう壮大な数字は、これは男子であってもはっきりと驚いていい事実だろう・・・。でもそういえば男子が驚いていいことと驚いてはいけない境界線ってどのへんかな・・・』と『学習まんが 宇宙人はいる!?』を傍らにおいて、そもそも答えの出ないことに思いを馳せ始めました。すると、どういうわけか、メルクマールとして結婚したてのころのある出来事が想起されました。
 結論からいうと、僕はそのとき、大いに驚いてしまったんですけど、あれは、どうなんだろう、男子として驚くべきではなかったのかしらん?他の人ならどうなのかな?って考えてしまいました。

 僕のさい君は、日本語でいうと『はしたない』人です。
 これは、ある意味、本邦においては社会や文化が女性に『なんですか!はしたない!』と長らく求めてきたけれど、彼女の国には僕が理解する範囲ではそういう文化があまりないので是非の問題ではない、と割り切っています。例えば彼女の国では、女性が平気であぐらをかきますけど、そのことを社会や文化が拒否せず受け入れています。だれも怒りません。日本だったら、理由も聞かされずに『なんですか、はしたない!』って怒られますよね。それと彼女はよく足を使います。脱いだ靴を揃えるときとか、ちょっとした雑巾がけも足でやってます。これも日本では『なんですか、お行儀の悪い!』って怒られるでしょう。でもそこは文化や育った社会の違いだから、まあ、しょうがないです。その証拠に、というわけではないですが、さい君は、胡坐もかくし、足で雑巾がけもするから『すごくがさつな人』かというと、これが違うんです。ここらあたりが良くも悪くも国際結婚の妙味、といったところでしょう。僕は日本人と結婚したことがないからわかりませんけど、普通胡坐もかくし、足で雑巾がけもする(しかも上手です)女性って『万事がさつ』って感じですよね。でも、さい君は、そういうわけではなくて、例えば、よく街頭で配っているポケットティッシュなんか、保管する場所を決めてとても綺麗に並べています。僕が雑に放り込んだりすると怒ります。だから『はしたないけど几帳面な人』です。そして、
 「最近、ポケットティッシュをあまり持って帰らないが
  どうなっているのだ。」
 と僕の『業績』が振るわないと詰問したりします。細かいうえに吝嗇です。『はしたないけど几帳面な吝嗇家』です。だから、結婚してから僕は、街頭で配られているポケットティッシュは能動的にいただくようになっちゃいました。

 それで、ある日、僕が会社から帰って、いつものように収穫物-ポケットティッシュ-をさい君に指示された場所に言われたとおりに丁寧にいれたとき、ふとその横に、これまたきれいに束ねられたチラシの束が目に入りました。かなりの枚数です。なにやら派手なチラシのようです。はて、なんだろう、と近づいてみました。
 「・・・??・・!」
 ええ!なんとそれは、全て『デリバリーヘルス』のチラシなんです!驚きました。これは驚いていいもんでしょうか?
 あの、世の中の女性は誤解しないでほしいんですけど、こういうものが自分の家の中に『コレクション』されいていたとき『デリバリーヘルス』の経験の有無には関係なしに男性というものは自分をまず疑ってかかる生き物なんです。だって、そうでしょう?僕以外に、僕の家庭内で、だれがどうせ在籍もしていないどっかのグラビアアイドルの写真をさも在籍している女性かのようにでかでかと載せた写真(いえ、推測です。推測。たいていああいうチラシのモデルは妙に写真集っぽい、ですから!推測です!)と、でかでかと書かれた電話番号、『かくかく地域~しかじか地域まで!さあいますぐPLEASE CALL!!』なんてドメイン指定がはいっている『デリバリーヘルスの情報の蓄積』をする必要があるんでしょう?
 あれ?確かにたまに郵便受けに入ってることはあったけど、俺こうやって、縦横を丁寧にそろえて収集なんかしてないよな・・・、再度聞いてください。誤解してはいけません。男性というのはこういうとき(こういうときっていっても、あまり遭遇したことのある人はいない、と思いますけど)身に覚えがないことでも自分を疑ってかかる生き物なんです。
 
 僕は、大量なセクシ―な美女の写真を前にあきらかに動揺し、驚きました。しかし、身に覚えはありません。そこで、僕は100回自分に『大丈夫だよな、俺の所業じゃないよな。』って確認してから、さい君に、おそるおそる聞きました。

 「あのさ・・」
 「なに?ティッシュはちゃんと綺麗においてよ。」
 「うん、いや、あのさ・・」
 「なに?」
 「えー、このチラシなんだけど・・」
 「うん。」
 
 え・・・。うん、って・・・。
 動揺のあまり、僕の話す、さい君の母国語が『教科書的な文語』になります。

 「えーと、その、これらのチラシたちは、なぜ、あなたによって
  コレクションされているのでありましょうか?私は知りたいと
  思います。」
 「タクシー。」
 「へ?」
 「だから、それ全部タクシー会社の広告でしょ?」

 なるほど、強調された電話番号、地域の限定、などタクシー会社の書きそうな内容ではあります。日本語の読み書きのできないさい君は、なんで日本のタクシー会社はどこもかしこもセクシーな女性の写真なのか、などという疑問すらもたずに、いや、むしろ、それが習慣と無意識に認識して郵便受けに入っている度に丁寧に収集していた、とみえます。

 ああ、よかった。自分の仕業じゃなくて。
 でも、こんなことが実際にあったら『秒速300kmで近づく銀河』という事実、いやそれ以上に驚きますよね?

 しかし、ということは、もし『驚きの大きさ』を基準に測定すると『デリヘルチラシの専業主婦によるコレクション』は『アンドロメダ銀河とわたしたちの銀河が、現在1秒間に約300㎞の速度で近づいているという事実』に匹敵、いやそれを上回る衝撃度の事実である、ということになってしまいます。なぜだかわかりませんけど、デリヘルに負けた銀河のみなさんには申し訳ない気分です。

 それともある種の人には『秒速300kmがどうした?』っていうように、『奥さんによるデリヘルの丁寧なチラシ収集がどうした?』って全然動じない人ってやっぱりいるんでしょうか・・?

 それから『学習まんが 宇宙人はいる!?』(小学館)、を読んでも結局のところ宇宙人がいるのかどうか、はわかりません。念の為。

===終わり===
 

 
 
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え??

> おお、それは驚きますね。
> それで思い出しましたが私の息子(中2)は前々から多摩センター近くの街道沿いにある大きな「?」マークの紫色の看板は何を意味しているのだ、、という大いなる疑問を持っています。それに対しての解はいつ、どのように出してあげるべきなんだろうか、と思案するこのごろです。

え??私もわかりませんけど・・・・、いや、まじで。なんとなく大人のにおいのするもんだろうな、とは思うけど、なんのマークですか???いや、まじで。

そうなんです。

> そうじゃのう。われわれは足で雑巾がけなどしようものなら小学校の先生から人間否定されかねないくらい怒られたもんじゃからな。。。

そうなんです。たまさか我が家に女の子がいないからよかったようなものの、親が足で雑巾掛けしているのに子供に『そんなことするな』って言えないですよね。そういう同じことをしても、年長者なら許されるけど、若輩ものだから許されない、っていうのは会社組織では逆に憲法に近いですけどね。

No title

そうじゃのう。われわれは足で雑巾がけなどしようものなら小学校の先生から人間否定されかねないくらい怒られたもんじゃからな。。。

No title

おお、それは驚きますね。
それで思い出しましたが私の息子(中2)は前々から多摩センター近くの街道沿いにある大きな「?」マークの紫色の看板は何を意味しているのだ、、という大いなる疑問を持っています。それに対しての解はいつ、どのように出してあげるべきなんだろうか、と思案するこのごろです。
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緑 慧太

Author:緑 慧太
好きな言葉:『終身雇用』
座右の銘 :『負けるが勝ち』

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