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憲法第9条。2

 僕は、人間の性格というものはそうは変わらないと思ってたんですけど存外そうでもないかもしれません。
 よそ様に比べて『圧倒的に小心』で『格段に行動力の無い』僕が(ああ、それなのに僕は20年弱も営業という職種にあったんであります。なんというミスマッチ!)どうも前回書いた桃山公園デイキャンプ場の使用許可条件のひとつで、10番目に書いてある、 
 『10 1人のみの使用はしないこと。』
 が気になってしまって、なんと大立目市役所へ電話してしまったのです。
 僕の性格や歴史からいうと、考えられない豪胆で且つ行動力溢れる快挙、いや暴挙かな、です。

 市役所の代表番号に電話し、極力丁寧な言葉で、-だって、問い合わせの内容が内容なだけに『暇人のいちゃもん』と思われて(実際そうじゃないのか、と言われると論破できませんが。)門前払いなんかされたら困るじゃないですか-、桃山公園デイキャンプ場使用許可書について聞きたいことがあります、と訊ねました。
 すると、代表から担当部署に回されました。
 僕はその、20代男性と思われる訥訥と話す担当者に、お忙しいところ誠にすまんことであるが、桃山公園デイキャンプ許可書の使用許可条件について疑問があるので教えてくれたまい、なぜ『10 1人のみの使用はしないこと。』とあるんでしょうか?と、これまた礼を失しないように話しました。

 すると、その朴訥な担当者氏は、しばし絶句、その後、
 「・・あ、ああ・・・」
 と、意味不明な声を発した後、
 「し、しょうしょう、お待ちください。」
 と言うなり、長い保留にしてしまいました。
 あれ?俺はなんかたいへんなことを聞いちゃったのかな?こちらには疑問でも、条件として書いたほうの立場なら返答するのは簡単なことなんじゃ・・・と思いながら僕が、
 「・・・・・・」
 といった感じで待っていると、ようやく担当者氏が再度電話口に登場しました。
 「たいへん、お待たせしました。あ、あの、調べましてこちらから後ほど折り返させていただいてよろしいでしょうか?」
 え?いや、そんな大層なことではないんじゃ・・・?あの長い保留はなんだったのかな?
 でもそういわれたら待つしかないです。僕は、心ならずも僕の携帯電話番号と僕の名前を教える、という経過を伴って、先方からの返答を待つことになりました。
 ところが、これが全然折り返しかかってきません。
 10分経ち、20分経ち・・・・30分が過ぎました。
 あれ??そんな凄いことを聞いたかな?いや、俺の電話番号を担当氏は間違えてメモしたのか?それともめちゃくちゃ忙しくて、それどころじゃなかったのか?こんなに、長い間担当者氏の人件費≒市民の税金、を俺ひとりで使っているのはなんだか不本意だなあ。こちらから再度かけたほうがいいのかな?
 ・・・・などといろんなことを考え、やや不安になっていると、先の電話から40分後(正確には41分後)、市役所からようやく電話がありました。

 「ええ、こちら緑さんの携帯ですか?」
 「はい、そうです。たいへん、ご面倒をおかけします。」
 「いえ、ええとですね、先ほどのご質問なんですけど・・」
 おお、ついに僕の疑問が氷解する時がやってきたようです!
 「ええ、ひとりで使用してはいけない、というのはこちらとしてはできるだけ、たくさんの方に使用していただきたい、ということがあるのと・・」
 ふうん・・・、と?
 「と、その上の『4 火気を扱うときは、満16歳以上の者を火気取り扱い責任者として定め、火気を使用中は、必ず現場に常駐させること。』というのがありまして・・・」
 「はあ・・」
 ふむ、それで?
 「・・はい、その4番のことがありまして・・」
 いや、だからそれはさっき聞いたんである。
 「はい・・・」
 「・・・・・」
 「・・・・・」
 なんとここで、どうも会話が不成立に陥ったようです。
 これではいかんと(何がどう『いかん』のかわかりませんが。)、僕は会話再開の糸口を探りました。
 「ええと、その4番とひとりでやってはいけない、いうのはどういうふうに関係があるんですか?」
 「はい、はい、ええとですね、火気の近くに必ず責任者を常駐させる、ということで、はい・・」
 ・・ふむ、ひとりでは火気の注意がおろそかになりがちだ、というわけか、でも???
 「でも、別にひとりでも常に火の近くに居続けることはできるんじゃないですか?」
 だいたい、ひとりでバーベキューをする人がいるとしたら、その人がバーベキューのそばから離れる、という状況の方が想像しにくいです。(ご参考までに、トイレはその小さなバーベキュー場に隣接しています。だから現実的にハーべキューをしている人は数メートルも歩けばトイレに辿り着きます。ええと、壁に囲まれたそれなりに立派なトイレなので、近いからといって別に臭ったりはしません。これもご参考まで。)
 僕は疑問を投げかけました。
 すると、担当者氏は、
 「あ、はい、ええ・・・・4番には『火気取り扱い責任者を定め、火気を使用中は、必ず現場に常駐させること。』となっていますので・・」
 と、またしても使用許可条件を棒読みしました。
 「で?・・・」
 「はい・・・」
 「・・・それはひとりでもできるんじゃないですか?」
 「・・ええ『必ず現場に常駐させること』となっていますので、はい・・」
 だから、それも先刻聞いたんである。
 「ひとりですると火の近くに常駐できない、ということですか?」
 「ええ、はい。4番がありますので・・はい・・」
 いや、だから、それは答えになっていないんじゃ・・・。
 「・・・・・」
 「・・・・・」
 僕の努力もむなしく、再度会話不成立となってしまいました。

 どうも、担当者氏は、そのことに40分をまるまるかけたのかどうか、はともかくとして、奇特な市民からの奇異な質問を上司に丸投げして、その上司の回答を、そうですね、想像するに、こんな具合で、
 
 課長「なんだあ?なんでひとりでやってはなんでいけない?だあ?」 
 担当「はい。」
 課長「この忙しいのに・・・今までそんな質問してきた奴はいないぞ。ちょっと許可書もってこい。」
 担当「はい。」
 課長「そいつには、この、4番を良く見ろと言え、ひとりじゃ4番を遵守するのは無理だろ。」
 担当「は、はい」
 
 と(言葉使いはそんなにやくざかどうかは別として)いう上司の言葉を市民向けに丁寧にしただけで、実質はこれらを僕に丸投げしてこられたんだ思われます。
 だから、僕がしつこく、4番、それがどうした、4番と言えど、ひとりで可能じゃないの?とちょっとひねくれた変化球を投げると、会話が成立しなくなっちゃうんですね。
 
 僕は、完全に納得したわけではないけれど、そもそもが疑問を解決したかっただけで、是が非でもひとりでバーベキューをやらせろ、という趣旨からの質問でもなかったので(このことはもちろん、冒頭に担当者氏には伝えました。)、これ以上市民の税金を使うことも忍びなく、これにて撤退することに決めました。
 そこで、お礼を言って、最後に僕はブログをやっているんですけど、今教えていただいたことを書いてよろしいか?と確認をしました。
 すると、果たして担当者氏は、
 「ブ、ブログですか?・・・・し、しょうしょうお待ちください。」
 と言うと、電話はまたしても短からぬ保留になってしまいました。
 ありゃ、書いてもいいか、いけないか、を聞いただけなのに・・・は、はあ、また課長(推定)に聞きに行かれたな、と思いつつ待っていると、しばらくして、担当者氏が電話口に現れ、今までと変わらぬ丁寧な口調で、課長からの丸投げを(おそらく)読み上げてくださいました。
 「ええ、こちらから書くなとは言えません。が・・」
 『書くなとは言えません』というのも、横柄のか、謙虚なのか、よくわかんない表現です。
 「・・が?」
 「が、今までこのような細かい問い合わせは無かったので、」
 ふむ、やはり、こんなことを問い合わせするのは奇特なことであったか。
 で?
 「誤解が生じる懸念があります。」
 ・・・んん??
 『生じる懸念があります』って、なんだあ???
 僕はてっきり続きがあるものと思って電話口で待っていましたが、担当者氏は『あります。』と言いあげたきり、黙ってしまいました。

 これは、『指示』でもないし『お願い』でもないし『判断』でもないですよね。だって僕にブログに書かれて『誤解を懸念する』のは市役所であって、僕ではないですから。
 強いて言えばこれは、市役所の課長(推定)の『感想』とか『所感』とか、或いは『ちょっと力強くしてみたつぶやき』です。

 僕は、また会話が僕から離れて宙に浮いてしまったような隔靴掻痒感を覚え、そのぷかぷかと浮いた言葉の端っこにすがるように、念を押しました。
 「え、あの・・・、ということは書いてはいけない、ということですか?」
 繰り返しますが、僕にしてみれば、書いても『良い』か『駄目』か、それだけ伺えればいいんです。
 「あ、いえ、こちらから書くなとは言えませんが、こういう細かい問い合わせは今までなかったことなので、誤解が生じる懸念があります。」
 「・・・・・」
 「なので、細かいことは市役所に直接お問い合わせいただいたほうがいいかと思われます。」
 担当者氏は同じことを繰り返されたうえに、僕が全然意図していないコメントまで追加されました。
 「・・・・・」
 みたび、会話不成立です。

 おそらく、これも課長(推定)との間で、

 担当「あの、さっきの方がブログに書いていいかと、聞いてるんですけど・・」
 課長「あんだあ、ブログだあ?面倒だなあ。まあ、表現の自由があるからこっちから書くな、とは言えないよな。でも、今までこんな細かい問い合わせを受けたことがないから、そのブログがどんな内容かわからんから、それを読んだ人がそれをそのまま市の見解と理解したりしてして妙な誤解を生じる懸念はあるよな。だいたいブログで桃山公園の使用許可条件を記すなんて何様として書くんだ?だから細かいことはこちらに聞くのが筋だよなあ。」
 担当「はあ。」
 課長「わかっただろ?」
 担当「は、はあ。」

 なんて会話があって、それを担当者氏がまた丁寧な言葉に直して僕に丸投げされたもの、と思われます。
 だから、回答の仕方が『書くなとは言えません。』とか『誤解を招く懸念があります。』というように、なんだか原稿の棒読みかの如く、会話の投げ手と受け手の判然としない、しかも返答にもなっていない結ばれ方で終わってるんでしょう。
 これ以上話しても埒があかなさそうだったので、結局『書くなとは言えません』というお言葉を頼んで、書くことに決めて、お礼をいって電話を切りました。

 結論。

 ①桃山公園バーベキュー場はできるだけ多くの人に使ってもらいたい。
 ②ひとりでは火の番がおろそかになる可能性がある、と思われている。
 ③そんな細かいことをいちいち市役所に聞いてくる人はいない。
 ④僕と大立目市役所桃山公園担当の方とは会話が成立しない懸念があります。


=== 終わり ===





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緑 慧太

Author:緑 慧太
好きな言葉:『終身雇用』
座右の銘 :『負けるが勝ち』

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