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僕とおまわりくん。完結編。

 我ながらなんでこんなことが、とあきれるくらいどんどんとこの種の話がで出てきちゃうんですけど、このまま勢いにまかせて続けていくと、推移せんか、反体制人物として公安当局から監視の対象とされ、一歩外に出るやたちまち尾行がつき、帰宅すればあちこちに仕掛けられた盗聴器におならの音まで聞かれてしまう、などということに(でも改めて断っておきますけど、僕は別に警察権力を批判しているわけではなくて、僕に現実に起こったおわまりくんとの出来事を、能うかぎり準客観的に、-100%客観的、というのはあり得ないです。-、記述しているだけなんですけどね。)、なりはせんか、と危惧されるので、今回を『完結編』ということで、僕とおまわりくんとの相性の悪さについては一旦区切りとしたいと(じゃあ、まだ話があるのか?というと、無い事はない、です。)思います。

 とことん相性が悪いんですね、僕と大立目警察は。あれはもうかなり前のこと、やはり僕はまだ独身で、実家から会社に通っていたときのことです。すいぶん年数が経っているけれど、『これはあんまりなんじゃないだろうか?』と思ったことなので僕はまだ鮮明に覚えています。その時の、大立目警察の当事者のおまわりくんにとっては些細なことでしょうから全然記憶に残ってなんかいないでしょうけど。

 たしか初夏の、ある金曜日の夜のことでした。僕はその頃、生来の要領の悪さも手伝ってか、ほぼ毎晩のように深夜まで残業をし終電で帰る、という暮らしをおくっておりました。その夜もいつものように終電で帰りJR東大立目駅で電車を下車すると、南口に出て、いつのまに降り出したか、ぱらつく小雨の中、しかし傘を持たなかったので、打ちたきゃ打て、という無防備さで小雨にうたれつつ、市指定の自転車置き場にある自分の自転車を取りに、-当たり前です、自転車置き場で他人の自転車を物色していたらそれは『取る』という漢字方面じゃなくて『盗る』という漢字方面の動きです。-向かいました。未明に残業を終えて雨にうたれつつ自転車をとりに行くサラリーマン、というと、なんだか侘しい構図ですが、僕の心中の言葉は、雨など全く意に介さず、むしろ『やれやれ、ともかくも今夜は心置きなく泥のように寝るぞ。ここのところ慢性的に月曜から金曜まで睡眠不足だからなあ。』という軽い開放感すら伴っていました。
 それはまったく突然のことでした。さすがはプロですねえ、いったいどこにいたんでしょう。僕が暗闇のなか、今朝(12時をとうに超えているので正確にいうと『前日の朝』ってことになっちゃいますけど)自分が駐輪した場所の記憶と、『似たような自転車が多いからわかりやすいようにね。』と母が僕に無断で、泥除けだのシャーシーだの、とにかく自転車で書けるところには全部書いてみました、という勢いで何箇所にも油性マジックペンで黒々とびっしりと書いた『緑慧太』という名前、をたよりに自分の自転車を、-しつこいですが、自分のです。ちゃんとお金を出して、自転車屋で購入したものです。-母のおかげもあってか、然して苦労もせずに見つけ、さあそれに乗って帰ろうと、鍵をはずし、ハンドルに手をかけた時です。
 「ちょっといいですか?」
 振り返るとそこには雨合羽を着た大立目警察の制服おまわりくんが立っていました。僕は何のことやら全く見当がつかず、ただ、いいですか?、と言われれば『だめです!』なんて即答できないのが(なんでできないんですかね?)制服だの警察手帳だの潜在的な力ってもので、僕は、
 「・・・はあ。」
 とうめきつつ、しかし結果としては唯々諾々としておまわりくんの会話に絡め取られてしまいました。
 あれ?夜目を凝らすと、なんと僕を囲む制服おまわりくんは、4、5名に増えています。
 いったいどこにいたんでしょう。後からわかったことですが、自転車に乗ろうとする時点で僕が彼らの存在に気付かないのも道理で、彼らは物陰に隠れて僕の自転車をはじめ、何台かの自転車をあらかじめマークしておき、その自転車に手をかけた怪しからぬ人間が現れたなら、その人間に気付かれないように近づこうと準備していたんです。
 「お仕事のお帰りですか?遅くまでお疲れ様ですね。」
 4,5人のうち最も年配と思しきおまわりくんしかしゃべりませんが、言葉遣いは丁寧です。僕は依然として事態が飲み込めず、おまわりくんの質問に(後で思えばそれらは彼らにとってはどうでもいい会話だったわけですけど。)ぽかんとしながらも馬鹿正直に答えます。
 「はあ、いつもこれくらいです。」
 「残業ですか?」
 「え、はあ、まあ。」
 今思えば大きなお世話です。今思えば、ですけど。
 「あのね、駅の向こう、北口に交番があるんです。」
 「・・・はあ。」
 「ご存じですか?」
 「・・はあ、知ってるのは知ってますけど・・。」
 「そうですか!ちょっとだけ交番で話をきかせてもらえますか?」
 はあ?・・・???
 そのときの僕は、全く、無垢と言いましょうか、鈍感と言いましょうか、事ここに至っても、『真夜中のおまわりくんの集団行動』の目的や、僕にいったい何を言いたいのか、が天地神明にかけて、これぽっちもわかりませんでした。いや、同じ状況に遭ったら今でもわからないかもしれません。交番でお話???
 「はあ・・。」
 「そうですか、ありがとうございます。いやこれは結構、我々が持っていきますから。」
 依然言葉遣いは丁寧です。ただ、『はあ』を繰り返す僕と違い、おまわりくんたちの動きはそつがなく、いつのまにか僕の自転車は僕に話しかけているのとは別のおまわりくんの手に落ちており、彼が押して僕らのうしろからついて来ます。
 「あ、すいません。」
 どこまで阿呆なんでしょう、僕という男は。てっきり真夜中に交番に案内するからには、自転車くらい持ちますよ、という、まさに公僕らしい行動、と勘違いして、え、自転車もってくれるの悪いなあ、すみませんね、とお礼までいっちゃいました。
 「会社はどちらですか?・・・ほう、あの会社ですか。」
 僕はおまわりくんと他愛のない雑談などしつつ、しかし、周りを4,5人のおまわりくんに『囲まれながら』、ほどなく北口の交番に入りました。
 
 「そこへお座りください。」
 小さな交番の真ん中におかれた机にひとつしかない出入り口を背にして、パイプ椅子に座るように言われました。なんだろうなあ・・・と判然としないまま僕は言われた通り、椅子に腰を下ろしました。
 「身分を証明するものお持ちですか?」
 おやおや、なんかものものしいことになってきたな・・。
 「へ?はい、これ免許証です。」
 僕が自動車免許証を出すと、内容を確認して返してくれました。でも一体なんだって・・・?
 「あの自転車だけどね、」
 あれ?なんかさっきまでと口調が違うんじゃ・・・。
 「・・はあ。」
 「あれ、あなたの?」
 はあ?何言ってんだこのひと。
 「へ??はい、僕のですけど・・。」
 「へえ、そう。買ったの?」
 おいおい随分立ち入ったことを聞いてくるじゃねえか。
 「は?はい、買いましたけど。」
 「ふうん、実はさ、あの自転車、盗難届が出てるんだよね。」
 「え??」
 あれ、俺そんなことしたっけ?知らないところで母親が届け出たことがあるのかな?
 「あれ、本当にあなたの?」
 「・・・・・」
 「あなたもね、立派な会社にお勤めなんだから・・、」
 だから、なんだよ。そのとき、いつのまにいたのか僕の背後から別のおまわりくんの声が聞こえてきました。
 「あなたの会社はね、あなたはね、知らないと思うけど、」
 そこには、若くて屈強そうなおまわりくんがひとつしかない出入り口の真ん前で、足を大きく横に広げ、後ろ手で腕を組んで、胸を張り出して仁王立ちに立ち、出入り口を体で『塞いで』いました。そして彼は、制服のジャケットの前襟部分を片手の指でつまみながら続けました、
 「こういうのも作っているんですよ。うん。そういう立派な会社に勤めているんだから・・、」
 なんだ、なんだ俺には別に逃げなきゃいけない理由もないのに何をしゃちほこばって出口を塞いでるんだろう。だいたいが若いくせにいやに物言いの高圧的なおまわくんだなああ、それに『あなたは知らないかもしれないけど』って、俺の会社がおまわりくんの制服を扱っているらしいことくらい知ってるぞ、逆に一介のおまわりくんのくせにそんなことよく知ってるな、総務部にでもいたことがあるのかな・・・・と依然事態が飲み込めずぼんやりと考えている僕の心に、その若いおまわりくんが放った二の句は、-しかし、おまわりくん側に言わせると、ようやっと、というところでしょう。-決定打となりました。
 「今、正直なことを言えば、我々も悪いようにはしないよ。」

 !!!あれ、俺・・自転車泥棒扱いをされている!僕はようやく事態を飲み込み、咄嗟に先ほどのおまわりくんたちとのファーストコンタクトからを振りかえりました。そうか、-気付くのが、かなり遅いけど。-この人たちは俺に声をかけたときから俺を自転車泥棒と決め付けていたんだ!自転車を押してくれたのも親切心からではなくて、盗難届がでている物をおまわりくんの手に保持しておきたかった、あるいは被疑者-即ち『何故か僕』ですけど。-が自転車に乗って逃亡することなどがないようにしていた、に違いない!

 「ちょっと待ってください!」
 僕は濡れ衣であることを立証しようと躍起になりました。しかし、みなさん知ってますか、世の中に何が堅牢だと言って、『頭からこいつは泥棒ときめつけているおまわりくんのたちの群集偏見』ほど頑ななものはありません。何を言っても信じてくれないんです!しかも全員そろって!いきなり『正直なことを言えば、我々も悪いようにはしないよ』だもんなあ。
 「ほらこれ、あんたじゃない人からこの自転車の車体番号で盗難届でてるでしょ?わかったら権利を放棄して持ち主に返す、っていうこの書類に指紋押して。」
 「ちょっと待ってくださいよ。」
 「とにかく明らかに盗難車なんだから指紋押して。押さないの?」
 言葉にするとたいした字面ではないですが、押さないとどういうことになるか知らんぞ、という威圧感が、しかも狭い派出所に詰めたおまわりくん全員からびしびしと伝わってきます。いや車体番号とか言われても・・・・。
 「あなたね、買ったってどこで?買ったのならなんで防犯登録してないの?ええ?」

 そうです、そうなんです!思い出したぞ。実はこの自転車は母と休日に近所を散歩していてたまたま目に付けた、自転車屋で販売していた中古自転車だったんです。慧太、あんたの分いち台足りないわね、でもどうせ駅との往復なんだからこの中古でいいじゃない、随分安いし、そうだね買うか、ということで確か購入したんです。しかも!決まりごとのはずだからしておきたい、と粘った僕に対してその自転車屋の主人は『別に義務じゃない』だの『登録料が無駄だからやめとけ』だのいろんな理屈をつけて頑迷に防犯登録をしてくれなかったんです!さてはあの自転車屋は確信犯だな、嵌められた!
 僕は、そのことに気付き、やや興奮しながらそのときのことをおまわりくんにまくしたてました。ね、ひどい自転車屋でしょ?
 「はあん?なんだあ?防犯登録を自転車屋が断っただあ?」
 全然だめ、です。もう頭から犯罪者と決めつけているので、おまわりくんは全員、もっとまともな嘘つけねえのかよ、って顔をしていて、僕の話にちょっとでもなびく様子すらありせん。確かに僕の話って、-だから事実なんですけどね。-、いかにもでっちあげっぽいです。
 「それで、どこで『買った』の?」
 面倒だなあ、買った買ったっていうなら自転車を言ってみろよ、どうせ、嘘だろうけど、と斜に構えながら一応聞いてきました。
 「えっと、名前はわかんないんですけど・・・」
 おまわりくん、ほ~ら見ろ、うろんなことしか言えんだろ、って顔してます!いやだから、散歩中に目にはいった自転車屋の名前なんか覚えてないっ!
 「あの、あそこの自動車教習所の前をまっすぐ西に行って踏み切りを超えて右側にある・・」
 するとさすがは、普段おまわりを生業としているおまわりくん、すぐに、
 「ああ、あるね、ええと・・・」
 とその自転車屋の存在を確認し、それどころかそのうちのひとりが件の自転車屋に電話をし始めました。ほう、これで俺の冤罪も晴れる、俺の主張どおり自転車を追い詰めてくれたら、たとえで電話でも向こうの言うことにぼろがでるはずだ。やれやれ・・・、もう2時じゃねえか・・・・。
 ところが、です。思い込みというのは本当に恐ろしいもので、おまわりくんは僕の言う自転車屋が実在したもんだから-だからあ本当にそこで中古を買ったら、防犯登録を断られたって言ってるっしょ!-いちおう電話をしたんだけど、電話をする前から、彼らの目の前にいる僕が嘘をついていて、僕の自転車購入時の話の経緯はでっあちあげだ、と決め付けているがゆえに、なんとものすごく馬鹿丁寧に、『夜分遅くたいへん申し訳ございません。』なんて言いながら、短い電話をしたと思ったら、先方を籠絡するどころか、あっというまに、僕に言わせればその限りなくクロに近いその自転車屋に丸め込まれて-『そうですね、まさか盗難車なんて販売されてないですよねえ、ええ、ええ、今日はもう遅いですから、ええ、このへんで失礼します。』なんて言いながら、-おい、もう遅いですから、って俺はいいのか?-、電話を切ってしまいました。それどころかその返す刀で、
 「いまどきね、盗難中古車を売る自転車屋なんて聞いたことがない。」
 と僕に向かって喝破しました。それこそ、僕の心からの叫びじゃありませんか、大立目警察おまわりくん諸君よ、なぜそれがわからん!?
 「あなたのいうことはね、盗んだ人間がよく言うことなんですよ。」
 「!」
 「それにね、自転車を盗んでそれを使う人間はね、自分のものだ、と主張するために自転車のあちこちに名前を書く傾向があってね。」
 「なっ・・!」
 「あの自転車も・・・・」
 「いや、だからそれは防犯登録もしてないから、母がわかりやすいように、と・・・・」
 「いまどきね、防犯登録をしないで自転車を売る自転車屋なんて聞いたことがない!」
 『振り出しに戻る』というフレーズが無力感とともに僕の頭の中で浮かんできます。
 
 「で?どういう状況で『買った』の?ええ?」
 僕は半ば途方にくれながら、休日に母と散歩していて、目についた中古自転車を購入したこと、を話しました。するとおまわりくんはが今度は僕の母に電話をし始めました。おいそれこそこんな時間に警察ですが息子さんが盗難自転車に乗っていたのでの、拘束してます、なんて人の親に言うんじゃ・・・・と思う暇もなく、その通りのことをしゃべりはじめました。おいおい、そんなこと言われたら母親もびっくりするじゃんか、そもそも自転車屋への電話での態度と僕の母親へのそれが随分違うじゃねえか・・・。
 電話をしているおまわりくんは僕を横目でちらちらと見ながら、それでも母親に自転車を買ったときのことをなにやらぼそぼそと質問してくれているようです。しばらくたって電話を切るとそのおまわりくんは開口一番こう言いました。
 「おかしい。」
 ええ、今度は何が!母親があんまり自転車購入時のことを記憶していなかったのかしらん・・・・?
 「おかしい、あなたの言うこととあなたのお母さんのいうことは同じだ。おかしい。」
 なんだよ、それ!!同じに決まってるじゃんか、俺は事実しか言ってないんだから!
 しかし、いろんな状況証拠をもとに(僕に言わせるとその証拠集めの姿勢には、おまわりくんたちの考えがバイアスがかかって投影されているので、『状況証拠』ではなくて『準状況証拠』ですけど。)、鼻から僕を犯罪者だと決めつけていて、僕は嘘を言っている、自転車屋の言うことは間違っていない、と堅牢に信じているおまわりくん達にしてみれば、形式上確認はしてみたものの、僕の話と母親の言が細部にわたるまで同じだったので、そんなはずはないってことで思わず『おかしい』という言葉が口をついてでた、ようなんですね。

 母親の『証言』で少しだけ僕の『犯罪』に疑問をもったおまわりくんたちは、しかし依然として自転車の権利放棄を僕に促しました。僕は、-今思うとなんだってそんなことを言ってしまったのか自分でも口惜しいですけど。-、もう自転車なんかどうでもいいや、という気になって、
 「わかりました。権利は放棄します。」
 と言って、指紋を押してしまいました。大失敗です。すると、おまわりくんたちは、ようやく、
 「今日のところは遅いから帰宅してよし。」
 と言い出しました。しかし、僕は全然納得いかないので、
 「なんですか、それ?それって、おまわりさんたちは僕を自転車泥棒だと思ったまま今日の夜をすごす、ってことですか?」
 と帰ってよし、と言っている相手に直球を投げました。大胆不敵です。するとおまわりくんも、
 「そうだ。」
 と単簡に直球を投げ返してきました。いやそれは納得いかない、帰らん、もう一度自転車屋に電話してくれ、いや、もう遅いから、今日は帰れ、という妙な押し問答を繰り返した挙句、結局は事態は収拾しないまま、朝の3時前にとぼとぼと歩いて帰宅しました。

 その後、-僕も若かったなと思います。なぜって元来小心者でそのうえに、犯罪者の嫌疑をかけられた、大袈裟に言うと明日をも知れない身になっておりながら、殆ど意に介さなかったんですから。-帰宅すると、即、僕にしては剛毅にもぐうぐう寝込んでしまいました。
 けれども、朝10時頃、まだ僕が熟睡中に母親におこされました。
 「大立目警察が来てる。」
 っていうんですね。なんだなんだこの公僕君たち、昨日の続きをやろうってのか、と腕撫して母親が応対している玄関先に僕が顔を出すと、そこには昨日僕を捕まえた集団のうちの二人が僕の自転車と一緒に立っていました。そして、僕を見るなり、昨夜とは打って変わって丁寧な態度で、
 「どうも、あなたの言うことが正しいようです。」
 と臆面もなく言い放ちました。そして、
 「あの自転車屋は怪しい、今から件の自転車屋に行ってきます。」
 と言いました。僕は、
 「でしょ?僕も一緒に行きます。今から行きます!」
 とやにわに熱くなって同行を要請しましたが、その申し出はなにやら妙に敢然と
 「いえ、あなたは来なくてもいいです。」
 とぴしゃりと却下されてしまいました。

 これは、ちょっとあんまり、です。
 ちなみに『僕の自転車』はどうなったかというと、その朝、おまわりくんが押しながらまた持って行ってしまい、それっきり、なんであります。なんだか納得いかなかったけれど、もうあまり関わりたくないや、と思ったので僕から大立目警察に問い合わせすることなく今日に至っています。
 納得いかない、と言えば、あの僕の指紋は、『権利放棄について』だけに押捺したはずなんだけど、前科者として警察のデータに残っているのかしらん、と思うと極めて納得がいきません。
 そして、些細な出来事ですけど、この件以来僕は、-すみません、それまでは実感してませんでした。-始めに思い込みありき、で状況証拠と国家権力の強要による自白によって犯罪が立証されることは十分ある得る、と次回捕まったときのために心の準備ができるようになりました。え?いや、もちろん現在も世間様から後ろ指さされるようなことはしておりません。はい。

===終わり===
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緑 慧太

Author:緑 慧太
好きな言葉:『終身雇用』
座右の銘 :『負けるが勝ち』

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